Dr. Sakai's View on TRA & TRI for Beginners |
Q74, “ステント回収時の心構え、テクニック”があれば詳しく教えてください。 当たり前ですが、慌てないことだと思います(実際は慌てますが)。/とにかくバルーンで拡張した後の病変部がどうなっているかを良く観察するようにしています。解離が大きかったりして急性冠閉塞が心配な場合には、ステントの回収を後回しにして、別のアプローチでも/ハ微妙なタッチ。それしか言えない。(秘密じゃなく、言いようがない。)/gooseneckスネアはしっかりと保持し緩まないようにすることでしょうか。GWまで抜けてしまったらどうされているか皆さんの意見をお聞きしたいです。/あせらない、回収用具スネア、バスケットその他その他を豊富にそろえておく/ガイドカテが同軸になっているかを考え、同軸になるまで回収しないこと。同軸にならない場合は、システム全体を末梢まで引く/とにかくあせらない事、回収方法を何種類か頭の中で十分シュミレーションして冷静によく考えてから行動に移る。ガイドカテ内に回収できなければそのままシース近くまで持っていき4Fのロングシース先端に切り目をいれ短冊状にして6Fシース内に挿入して変形したステントを包み込むように回収する。(この方法は6Fがロングシースの場合はダメですが)/無理をしない/経験したことが無いので、教えてほしいです/たとえLMTに脱落してもこれだけで血流障害を来たすことは少ないので慌てない。/決してガイドワイヤーを抜かない。万一ワイヤーがステントから抜けてしまったら、新たにワイヤーをステントにparallelに通せば、goose neckで回収可能/何が何でも回収という気構えだけです。/絶対にGWは抜かない。/回収は無理せずに、脱落しそうな抵抗があればその場で留置する/ あせってガイドワイヤーを抜かないようにする/落ち着くこと、上腕動脈までなんとか持ってくること。/ガイドワイヤーを脱落したステントから絶対に抜かないこと。抜けた場合は、もう一度ステントをガイドワイヤーでrecrossするか、回収を断念し冠動脈内に留置してしまう方針としています。/病変の安定が優先であり、別のアプローチルートの作製をまず考慮(TFAなど)/回収はのん気に根気よく施行/回収失敗時の心の余裕が必要/guide wireを抜かないこと。また、guiding cathe内に入らない時は、システム全体をまず鎖骨下動脈まで引いて来る。その時、必ず透視で確認しながら。/ Q85, (院内に優秀な心臓外科医がいると仮定して)多枝病変をCABGとTRIの組み合わせで治療することをどう思われますか? 多枝病変も、よい結果が有れば何でも良いと思います/多枝疾患で、jeopardized collateral症例や左主幹部症例でrun-off良好な血管にCABG、run-off不良な血管にはTRI、また脳動脈硬化や大動脈硬化の強い高齢症例でoff-pompバイパス術と組み合わせる治療はよいと思う/本当に優秀な外科医はこんなところにも?バイパスしてくれます。/Combinationは賛成しかねます。/良い事だと思う/ 症例によっては有効な手段となると思います。/理想/よいオプションと思います。/症例による。/どちらかといえばバイパス単独派です。(オフポンプで多枝バイパスができれば、CABGがベスト)/Case by caseです/人工心肺を用いたCABGではリスクが高く(高齢者, 他の全身合併症を有する症例, 上行大動脈の高度石灰化など)、かつ生命予後に直結する主要血管(多くの場合がLADと思われますが)の病変がPCIに不適応である(CTO, 石灰化, びまん性など)症例にはMIDCABとTRIの組み合わせは特に有効と考えます。ただコストの面ではどうでしょうか?/理想的/CABGまで行うのであればTRIは必要なし/。オフポンプ、MIDCABなど侵襲のないOPが必要でもあえてTRIで行わなくてもTFIでよいのでは?/特殊なケースとして高齢、痴呆ありなどの安静がたもてない症例にMIDCAB+TRIはよいかもしれないが・・・・/CABGで完全に血行再建できればそれでよろしいかと思います。/もしバイパスグラフトをつなげることが困難でTRIが施行可能なら組み合わせた治療もよろしいかと思います/すばらしい事と思います/。実際OPCAB+PCIを10例程度施行しています/。CABGでcompleteにならなかったら当然考慮する。でも優秀な心臓外科医、ならほとんど全部それも多くはoff pumpでつなげるんじゃないですか?/本当に優秀でOPCAB LCXバイパスできるならTRIは不要と思いますが、そのような術者が何人いるでしょうか。/より安全性は高く、PCIもしやすくなって内科も外科も両方にとってよいのではないかと思います。/いいと思ってやっています/一つの方法として理解できる/初めから戦略的に行うのは、再狭窄の問題からよくない。完全血行再建ができなかったあとなら有効/歓迎すべき/以前は右の末梢や回旋枝にPTCAを考えましたが、現在であれば(優秀な心臓外科医という前提で)すべてまかすと思います/患者がかわいそう。/急性期に責任病変のみPCIをして、慢性期にCABGというのはよくあります。/待機例でCABGが必要な症例ではCABGのみでよいと思います。/CABGをするなら全てCABGで完結してほしい/。RCA、LCXはPCIで施行しLADがらみはLITA→LADをお願いする。/良いと思う。/優秀な外科医であれば、CABGで完全血行再建を狙う。術後のgraft failureがあればTRIを行う。/off-pumpが必要な状態ならばTRIとの組み合わせが有効と考えますが、on-pumpの場合なら完全血行再建術をしてもらったほうが患者侵襲の面、コストの面でも良いカト考えます。/それがBestの症例もあると思います/LMT病変のある高齢者に対してはMIDCAB+TRIは良い選択なのではないか/可能であれば積極的に行いたい。/ よい。症例数の大幅増にもかかわらず、文句もいわず協力してくれるのはそのあらわれと思っている。/よいです/おおむね良好/非常にいい。/おおむね良好/疼痛を訴えられる場合がほとんどないためその分楽のようです。/上々です/よい/よい/カテ中は変わりないが、カテ後は観察が楽/ 病棟の看護婦は患者が自分でトイレに行くため排尿の世話をしない分は楽のようです(患者の入れ替え時間の余裕がなくなったと言われますが,終わるとすぐに次の患者を出せと医者が言うので)/いいです/よいです/前在籍医がFemoralistであった為、プロトコール変更の際は不満の声もあがった。/術中カテ室では中心静脈ラインがすぐにとれない分、若干負担増大する感じがする。/good/非常に良い/上々/カテ室が1つなので、今までは圧迫を隣室で行っていたので、空間ー時間的にも省エネだと、評判です。/大変良いです/大変良いです/非常に評判がよい、看護面でも出血の不安が全くなくなったとのこと評判はいいです。/Transradialを初めてからコメディカルの仕事は少なくなり、評判は良いです/カテ後の体位変換や排泄介助がなく、出血の危険性や痛みに対する訴えもほとんどないためナースコールも少なく、評判がよい。/止血確認など責任のある業務は増えたが、止血状況の把握が容易になり安静度の点検などの業務が無くなり全体として業務は楽になった。/上々です/手技時間が長くなった/準夜帯でのシース抜去がなくなり、負担が減った。また、当院では、左手を使用しているため、術後も食事等介助の必要がなくなった。/仕事の軽減とその結果好評となる/上々です。コメディカルの評判は医者の感覚よりむしろ患者さん側に近いと思います。/移動の手間、止血部確認の手間、患者の疼痛の訴えが減ったため、コメディカルの負担も軽減され、評判が良い。/仕事量は減り、評判は非常に良いです。/当院では3年ぐらい前は週に1例ぐらいしかPCIがなかったのですが、TFIで行っていたため、病棟の看護婦さんにとって術後の観察・ケアは大変でストレスだったそうです。TRIで行うと患者の安静度がフリ?なので食事やトイレなどの介助の仕事がほとんどなく、また術後の疼痛を訴えることも少ないようなので、1日にPCIを4例やっても病棟の看護婦さんはストレスではなさそうで特に不満も聞かれません(むしろ以前より楽だと言われます)。/患者搬送などで楽になった、/入院期間が2泊3日であり事務手続きが忙しそうだ/評判はよい/ |
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